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心肺蘇生とは?手順や注意点は?心肺停止後の救命率は?



 
心肺蘇生ってどうやるの?
 
いざという時のためにも、心肺蘇生の手順をちゃんと知っておきたい!
 
 

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心肺蘇生という言葉は聞いた事あるけど、具体的にどんな事をするの?
人口呼吸のことを指すのかな?
 
実際にやったことがないから、イメージがわかないな・・・。
もしもの時に備えて心肺蘇生の手順を知っておきたい!
 
ちなみに、心肺停止後の救命率ってどの位なんだろう?
心肺蘇生をするかどうかによって変わるのかな?
 
 
そこで、心肺蘇生とは、心肺蘇生の手順、心肺停止後の救命率を紹介します!
 
 
 

心肺蘇生とは?

まずは、心肺蘇生について説明していきます。
 
 
心肺蘇生とは、呼吸や心臓が停止している傷病者に対して、胸骨圧迫(心臓マッサージ)や人工呼吸、AEDの組み合わせで呼吸機能や血液循環を維持させる補助手段の事を言います。
 
心肺蘇生は救急車が到着するまでに行います。
このような救命処置を一次救命処置と言います。
 
 
 
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心肺蘇生の手順

次に、心肺蘇生の手順を紹介します。
 
 

反応を確認する

まず、まわりの安全を確認してから倒れている人に近づきます。
傷病者の耳元で「大丈夫ですか?」など大声で呼びかけながら、肩を叩き反応があるかを見ます。
鎖骨付近を叩くと刺激が伝わりやすいです。
 
呼びかけに対して反応がない場合は、意識が無いと判断します。
目を開けたり、何らかの反応があれば傷病者に症状について聞き、それに応じて手当を行います。
 
 

助けを呼ぶ

 
傷病者に反応がない場合、大きな声で助けを呼びます。
「誰かきてください。人が倒れています!」
 
人が集まったら、「あなたは119番通報してください」「あなたはAEDを持ってきてください」と一人一人を指さして指示を行います。
この時にしっかりと119番通報してもらう人、AEDを持ってきてもらう人を指名するのがポイントです。
誰に頼まれているかが分からないと、なかなか行動しづらいので、それぞれ特定の誰かにお願いをしましょう
 
また、119番通報については、「救急車を呼んでください」よりも、「119番通報してください」と言ったほうが良いとされています。
間違えて110番通報をしたり、電話番号をど忘れしてしまうことによるタイムロスを防ぐことが出来ます。
 
 
もし、周りに誰も人がいない場合は、まず自分で119番通報するようにします。
救急車を呼ぶことは非常に大切です。
 
 

呼吸の確認

傷病者が正常に呼吸をしているかどうか、胸や腹の動きを見て確認します。
 
自分の顔を傷病者の胸に向けながら、自分の頬を傷病者の口や鼻の辺りに近づけましょう。
目で胸や胸部の上がり下がりの確認をしながら、頬で傷病者が息をしているかどうかを感じ取ります。
 
この判断は10秒以内に行います。
呼吸がなかったり、判断に迷う場合は、胸骨圧迫を始めます。
 
 
心停止が起こった直後には、しゃくりあげるような途切れ途切れに起きる呼吸が見られる場合があります。
この呼吸を死戦期呼吸と言います。
 
死戦期呼吸の状態では、口元は動いていますが、息は吸っておらず、酸素が体内に取り入れられていない状態です。
この状態を息をしていると勘違いして救命処置を行わないと、傷病者は助かりません。
 
死戦期呼吸の場合、胸や腹の上下運動がありません。
口が動いていても胸や腹に動きがない場合は胸骨圧迫を行ってください。
 
 

胸骨圧迫

 
胸骨圧迫を行い、全身に血液を送ります。
胸骨(胸の中央にある硬い骨)の下半分に両手を当て、強く押します
 

胸骨圧迫のやり方

胸の真ん中を、重ねた両手で「強く・速く・絶え間なく」圧迫していきます。
 
①胸の真ん中に、まず片方の手の付け根を置きます。もう片方の手をその手の上に重ねます。
両手の指を交互に組むようにすると良いです。
 
②肘を真っすぐに伸ばして、手の付け根の部分に体重をかけます。
この時、手の力だけで押すのではなく、体全体で押しましょう
傷病者の胸が少なくとも5cm程度沈むまで、しっかり体重をかけて強く圧迫します。
一分間に少なくとも100回のテンポで30回連続して絶え間なく圧迫しましょう。
 
③圧迫と圧迫の間(圧迫を緩める時)は、胸がしっかり戻るまで十分に圧迫を解除します。
圧迫を解除する時、胸の高さが元の位置に戻るように力を抜きます。
 
 
これを傷病者が動き出すか、救急隊に引き継ぐまで続けます。
 
 

胸骨圧迫を行う際の注意点

胸骨圧迫を行う際に肋骨が折れてしまわないか心配になるかと思います。
 
肋骨は垂直の動きには強いですが、斜めに力がかかると、折れやすいそうです。
胸骨圧迫を行う際は、出来るだけ垂直に圧迫するようにしましょう。
 
ちなみに、救急隊の方でも、胸骨圧迫をしている際に肋骨を折ってしまうことがあるそうです。
肋骨は折れても治りますが、命は失うとかえってきません。
肋骨を折ってしまう心配よりも、しっかりとした胸骨圧迫を行うことが大切です
 
 

AEDを使用する

 
AEDが届いたら、AEDを使用します。
なお、AEDが届いても、胸骨圧迫は続けてください。
 

AEDの使い方

①電源を入れる。
電源を入れると、音声ガイダンスが始まります。
それに従って操作を行っていきます。
 
②電極パッドを体に貼る。
パッドに貼る位置が描かれています。イラストに従い装着していきます。
パッドを貼る標準的な位置は、右胸の上部と、左わき腹です。
 
○注意点
・汗などで胸が濡れている場合は水分を拭き取りましょう。
・湿布などの貼り薬がある時は、パッドを貼る部分は全部剥がしてください。
・ペースメーカーが皮膚の下に埋め込まれている場合、その部分を避けて貼りましょう。
 
 
③AEDが自動的に心電図を解析し、電気ショックが必要か診断します。
AEDが「心電図を解析しています。傷病者に触れないでください」と言ったら、胸骨圧迫を止めて離れてください
 
④電気ショックの指示が出たら、ショックボタンを押す。
「電気ショックが必要です。ショックボタンを押してください」などの音声が流れたら、ショックボタンを押します。
この時、自分や周りの人が感電しないよう傷病者から離れてください
「ショック不要」との音声ガイダンスが流れた時は、胸骨圧迫を続けます。
 
⑤すぐに胸骨圧迫を再開する。
電気ショック後は、すぐに胸骨圧迫を再開します。
AEDは2分ごとに電気ショックが必要か解析します。
救急隊に引き継ぐまで、電源は切らず、パッドも剥がさないで指示に従います。
 
 

気道確保と人工呼吸

 
 
ガイドライン2015では、人工呼吸はその意思と技術がある場合には行う事が推奨されています。
救命講習などで気道確保と人工呼吸を習った経験があり、実践できるスキルのある人は30回の胸骨圧迫後、人工呼吸を2回行ってください。
 

気道確保と人工呼吸のやり方

 
①額に手をあて、頭を反らす。
②顎の先端を指先で持ち上げます。
③鼻をつまみます。
④口を大きく開き傷病者の口を覆います。
⑤息を2回吹き込みます。
 
約1秒ほど、胸が上がるのが見て分かる程度の量を吹き込みます。
救急隊が到着するまで、胸骨圧迫と人工呼吸、そしてAEDの使用を繰り返します。
 
 
 
これらの一連の手順がまとまった動画がありますので、全体の流れを再度確認しておいてください。
 
 
 
 

心肺停止後の救命率は?

心肺停止後の救命率はどのくらいなのでしょうか?
 
 
心臓が止まってから2分以内に心肺蘇生を開始出来れば、救命率は約90%と言われています。
一般の人たちが行う補助手段とは言え、心肺蘇生はきわめて重要な救命方法なのです。
 
ただ、心肺蘇生の開始時間が遅くなるほど救命率は低下します。
心臓が止まり4分後では50%、5分では25%程度に低下します。
 
 
119番通報してから救急隊が到着するまでにかかる時間は全国平均で8.5分です
救急隊が到着するまでの間に、その場に居合わせた人たちが適切な心肺蘇生を行えるかどうかが、救命率を大きく左右すると言えます。
 
 
 

まとめ

心肺蘇生とは、呼吸や心臓が停止している傷病者に対して、胸骨圧迫(心臓マッサージ)や人工呼吸、AEDの組み合わせで呼吸機能や血液循環を維持させる事を言います。
 
心肺蘇生の手順を紹介しました。動画も載せていますので、参考にしてください。
心肺停止後の救命率は、心臓が止まって2分以内に心肺蘇生を開始すると、救命率は90%と高いです。
しかし心肺蘇生の開始が遅くなるほど救命率は低下していきます。
 
もしもの時の為に、心肺蘇生の手順を覚えておくと安心ですね。