賞味期限を過ぎた卵は食べれる?日持ちするのはゆで卵?生卵?
冷蔵庫を見たら卵の賞味期限が切れてる!
これってまだ食べられるの?
様々な食べ物に表記されている賞味期限。
賞味期限が過ぎていても食べることはできると聞いたことはあるけど、なま物である卵は危ないんじゃないの?
そう思って捨ててしまったという方も多いのではないでしょうか。
賞味期限が過ぎた卵は食べれるのか?その疑問にお答えします。
また、卵を長持ちさせる方法も紹介しますね。
賞味期限ってどういう意味?
賞味期限ってそもそもどういう意味なのでしょうか。
きちんと賞味期限の意味を知っていますか?

賞味期限とは開封していない状態で、表示されている保存方法に従って保存した時においしく食べられる期限を意味しています。
品質の劣化が比較的遅く、ある程度の期間は保存がきく食品に用いられています。
期限を過ぎたらすぐ食べられなくなるということではありません。
賞味期限が過ぎた卵はいつまで食べれる?
賞味期限の過ぎた卵は、もう捨てないとダメなのでしょうか。

卵の賞味期限は「卵を生で食べられる期限」を意味しています。
賞味期限が過ぎたからと言ってすぐに捨てなくても大丈夫です。
ただし、賞味期限が切れた卵を食べる時はしっかりと加熱してから食べてくださいね。
加熱すれば安心と言ってもいつまでも食べられる訳ではありません。
家庭の冷蔵庫で保存する場合、賞味期限からおよそ10日後ぐらいまでを目安に考えておいてください。

また、季節によっても卵の賞味期限は異なってきます。
スーパーなどで売られている卵によっては採卵日が記されているものがあります。
その際の賞味期限は下記を目安にして下さい。
○春(4月~6月) :採卵後25日以内
○夏期(7月~9月) :採卵後16日以内
○秋(10月~11月) :採卵後25日以内
○冬期(12月~3月):採卵後57日以内
これらの期間は、食中毒を防止するためサルモネラ菌の増殖が起こらない期間を基準に設定されています。
また、賞味期限が過ぎていなくても、卵の殻にひびが入っているものは通常のものより傷みやすくなっています。加熱して早めに食べてくださいね。
卵を長持ちさせる方法は?ゆで卵より生卵の方が長持ちする?
卵を長持ちさせる方法があれば知りたいですよね。

卵は常温(15℃)で3 週間ほど保存できます。
しかし、冷蔵庫で保存する方が安心でしょう。
卵の殻には小さな無数の穴が空いています。
殻に水気が付いたままにしておくと、殻の菌が繁殖して卵の中に入ってしまいます。
そのため、水気が付いたまま保存するのはやめましょう。
また、卵を洗うのもやめてくださいね。
雑菌が水と一緒に卵の中に入ってしまいます。
ちなみに、冷蔵庫に入れる際は卵の丸いほうを上にして保存すると長持ちします。
卵の丸い方には気室という空気の部屋があります。
卵が古くなると卵黄が浮かんでくるのですが、丸い方を上にしておくと浮かんできた卵黄が直接殻に当たらないよう気室がガードしてくれます。
そのため、卵の鮮度を保つ事ができるのです。
また、卵を加熱すると長持ちしそうな気がしますが、ゆで卵より生卵の方が長持ちします。
卵の中に菌が入った場合、白身に含まれる酵素が菌を殺してくれます。
卵に熱を加えてしまうと、この酵素の働きがなくなってしまい卵が腐りやすくなるのです。
まとめ
卵の賞味期限が過ぎていたとしても、すぐに捨てないでくださいね。
冷蔵庫保存していた場合は、賞味期限後10日ほど食べることができます。
その際はきちんと加熱して食べましょう!
とはいえ、卵はなるべく早めに食べることを心がけてくださいね!