浅草三社祭2018!神輿のルート・見所は?日程や時間も!
今年も浅草三社祭の時期がやってきましたね!
見所を見逃さないように事前にタイムスケジュールを確認しておきましょう!
なんといっても神輿が見所の浅草三社祭。
威勢のいい氏子衆が荒々しくお神輿を担いで浅草中を練り歩きます。
また、歴史が古いお祭りなので、舞や儀式が多いのも特徴のひとつです。
ただ、慣れていないと、見たかったあのイベントを見逃してしまうかもしれません!
そこで、浅草三社祭の日程やタイムスケジュール、神輿のルートや見所を紹介します。
三社祭りとは?なぜ三社と言うの?
まずは、三社祭りの歴史から見ていきましょう。

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推古天皇がいた西暦628年まで時代は遡ります。
漁師の桧前浜成(ひのくまはまなり)と竹成(たけなり)の兄弟が、隅田川で漁を行っていました。
しかし、網にかかるのは魚ではなく、なぜか像なのです。それも同じ像ばかりです。
兄弟は不思議に思い、その像を拾い文化人であった土師真中知(はじのなかとも)にこの日の出来事を語り、像を見てもらいました。
その像を見た土師氏は驚きました。
「これは尊い聖観音菩薩像で、自分も帰依するところの深い仏像である」であると。
拾った観音が現世利益仏であることを知った兄弟は、「私たちは漁師です。明日は大漁でありますように」と祈りました。
すると観音像に願ったとおり、大漁になったのです。
それから間もなく、土師真中知は出家をして僧となり、あの観音像を自邸に祀ったことから浅草寺の歴史が始まりました。
東京湾の入り江に位置する小さな漁村だった浅草に、観音様をお参りするべく多くの参拝客が集まり始め、村は次第に活気づきました。

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その後、土師真中知が亡くなった後に不思議な出来事が起こりました。
浅草寺の創始者である土師氏の末裔の枕元に観音様がお立ちになりました。
観音様は「あなたの祖先達は私を海中より拾い上げ、厚く護持し浅草発展に関わった功労者です。この3人を浅草寺の傍らに神様として祀りなさい」と告げたそうです。
そこで、浅草神社が創設されました。
浅草神社は「三社様」と親しまれています。
三社とは浅草発展の功労者、桧前兄弟と土師真中知の3人の事です。
毎年5月に行われるお祭りを、今でも「三社祭」と呼ぶゆえんです。
本社神輿が一之宮、二之宮、三之宮と3基あるのも、桧前兄弟と土師真中知が祀られているためなのです。
本社神輿が一之宮、二之宮、三之宮と3基あるのも、桧前兄弟と土師真中知が祀られているためなのです。
2018年三社祭りの日程・タイムスケジュール、開催場所
三社祭りの最新情報を紹介します。
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日程
2018年5月18日(金)・19日(土)・20日(日)の3日間です。
タイムスケジュール
5月17日(木)
お祭りの神事は前日から始まっています。
○午後7時 本社神輿神霊入れの儀
浅草神社の本殿から、本社の神輿へ御神霊(おみたま)を移す儀式の事です。
この儀式を行うと、お祭りムードが一気に広がります。
5月18日(金)
○午後1時 大行列
三社祭り初日の最初のイベントです。
大行列では浅草芸者、田楽、手古舞、白鷺の舞などが行列を作り浅草の町を歩きます。
(このイベントは雨天中止となっています)
○午後2時20分 びんざさら舞奉納
無形文化財「びんざさら舞」の奉納が行われます。
○午後3時30分 各町神輿神霊入れの儀
各町会の保有する神輿へ御神霊を移す儀式です。
この儀式が終わると、町内の神輿が登場します。
この儀式が終わると、町内の神輿が登場します。
5月19日(土)
○午後12時 町内神輿連合渡御
100基あまりの神輿が本堂裏の広場に集結後、1基ずつ発進します。
浅草神社でお祓いを受けた後、町内へ渡御します。
5月20日(日)
○午前6時 本社神輿各町渡御
三社祭りのメインイベントです。
本社神輿3基が各町内を練り歩きます。
それぞれ「一之宮」「二之宮」「三之宮」の神輿を浅草神社より出す「宮出し」は必見です。
○午前11時~午後6時 お祭り広場を開催
雷門通りから馬道通りを交通規制して車の通行止めを行い、お祭り広場を開催します。
最終日には沢山の神輿が集結し、祭りを盛り上げます。
一度に沢山の神輿を見たい方は、このお祭り広場がおすすめです。
○午後8時頃 本社神輿御霊返しの儀
3つの本社神輿の宮入り後、神輿から本社へ御神霊を移す儀式の事です。
この儀式を行うと三社祭りが終了となります。
開催場所
浅草神社
アクセス
○地下鉄/東京メトロ銀座線 浅草駅から徒歩7分
○地下鉄/都営地下鉄浅草線 浅草駅から徒歩7分
○東武線 浅草駅から徒歩7分
○つくばエクスプレス 浅草駅より徒歩10分
○地下鉄/都営地下鉄浅草線 浅草駅から徒歩7分
○東武線 浅草駅から徒歩7分
○つくばエクスプレス 浅草駅より徒歩10分
浅草神社に初めて行く方は、東京メトロ銀座線浅草駅1番出口、または都営地下鉄浅草線浅草駅A5出口を利用することをおすすめします。
この出口を利用すると、雷門を経由して仲見世通りを通り浅草神社へ行くことができます。
駐車場
三社祭りの期間は、浅草神社所有の駐車場は閉鎖されます。
また、浅草神社近郊は交通規制により車が近づけません。
もし車で行かれるなら、浅草神社から離れた駐車場を利用してください。
使いやすい駐車場は、雷門地下駐車場(収容台数197台)があります。
ここがダメな場合は、アサヒビール吾妻橋ビル駐車場(収容台数50台)もあります。
ただ、三社祭りは大変混雑するので、できるだけ車で行くのは避けましょう。
公共機関を利用して行くことを強くおすすめします。
三社祭り神輿のルート・見所

Photo credit: Ari Helminen via VisualHunt / CC BY
神輿のルート
今年のルートはまだ発表されていません。
参考に去年のルートを載せますね。
一之宮(西)
雷門~仲見世通り~宝蔵門~浅草寺本堂~鳥居より宮入
二之宮(南)
言問通り~浅草寺福祉会館~本堂東側~鳥居より宮入
三之宮(東)
言問通り~浅草寺福祉会館~本堂東側~鳥居より宮入
三社祭りの3つのお神輿は、幅広いルートを移動します。
お祭りの日に浅草に居れば、神輿を見逃す心配はないでしょう。
見所

Photo credit: Richard, enjoy my life! via Visualhunt.com / CC BY-SA
びんざさら舞
三社祭りの初日に奉納舞として行われる「びんざさら舞」は必見です。
びんざさら舞は、五穀豊穣・商売繁盛・子孫繁栄などを祈って奉納されます。
他では見る事ができない貴重な舞です。
ゆっくり見たい方は社殿から見ることをおすすめします。
神輿
三社祭りと言えば神輿です!
浅草神社の氏子達が勢ぞろいして、荒々しく担ぐ姿はまさに粋そのものです。
三社祭り2日目には、100基あまりの神輿が集結します。
神輿を担ぐ荒っぽい氏子衆の姿は必見です。
ただ、荒っぽいので神輿に巻き込まれないようにしてください。
すべての神輿を見るのも楽しみですが、一つの神輿を追いかけて一緒に町を歩くのも見応えがありますよ。
すべての神輿を見るのも楽しみですが、一つの神輿を追いかけて一緒に町を歩くのも見応えがありますよ。
三社祭の最終日には、本社神輿3基、一之宮(西)・二之宮(南)・三之宮(東)が三方面に分かれて各町会を練り歩きます。
迫力のある神輿が見たい方は最終日に行ってみてください。
3日間とも人ごみで混雑しますので、行かれる方は怪我などしないように気を付けてくださいね。
また、三社祭の時期は、境内や道路の脇に屋台が立ち並びます。
仲見世通りから浅草神社の辺りに様々な種類の屋台が出店されます。
屋台を見て回るのも楽しいですよ。
まとめ
大勢の観光客が集まる浅草三社祭り。
3日間を通して儀式やイベントが目白押しです。
100基の神輿が集まるシーンは迫力がありそうですね!
迷子や怪我には注意して、楽しんでくださいね!