ひな人形を飾る時期はいつからいつまで?長く飾るためには?
せっかくひな人形を飾ったのだから、
できるだけ長く飾っておきたくなりますよね。
ひな人形を飾っておける時期っていつからいつまでなの?
ひな祭りの歴史は古く、
ひな祭りの由来となった「ひな遊び」は平安時代にまでさかのぼります。
ひな祭りの由来についてはこちらの記事をどうぞ
⇒「ひな祭りの由来」もともと女の子の行事ではなかったって知っていましたか?
歴史が古いため、ひな人形を飾る時期には、古くからの言い伝え、習わしがあります。
「ひな人形を早くしまわないとお嫁にいけなくなる」という言い伝えは、
あなたも聞いたことがあるかと思います。
今年のひな祭りは、
娘さんの成長と幸せを願って、習わしにそって飾ってみませんか?
歴史が古いため、ひな人形を飾る時期には、古くからの言い伝え、習わしがあります。
「ひな人形を早くしまわないとお嫁にいけなくなる」という言い伝えは、
あなたも聞いたことがあるかと思います。
今年のひな祭りは、
娘さんの成長と幸せを願って、習わしにそって飾ってみませんか?
ひな人形を飾る時期
ひな人形は1ヶ月以上前から飾ってもよく、
立春(節分の翌日)に飾るのがよいと言われています。

また、「雨水の日」に飾ると良縁に恵まれるという言い伝えもあります。
雨水の日とは、中国発祥の「二十四節気( にじゅうしせっき)」という季節を表す考え方で、
2月19日頃の雪が溶けて雨に変わる時期を指します。
大安の日がいいという意見もありますが、そこはあまり気にしなくてもよいでしょう。
ただし、ひな祭りの前日に飾る「一夜飾り」は縁起が悪いと言われているので、
早めに準備するようにしてください。
ひな人形をしまう時期
ひな祭りは別名「桃の節句」と言われており、
季節の変わり目に行う行事です。
そのため、季節が変わる前にきちんと手入れをし、片づけましょう。

二十四節気でいう「啓蟄(けいちつ)の日」にしまうのが良いと言われています。
啓蟄の日は、3月5日頃を指し、
若葉が芽吹き、土中に隠れていた虫が這い出てくる日を表しています。
ひな祭りの2日後なので、はやいと思うかもしれませんが、
ひな人形に厄や災いを移すという考えから、
いつまでも身近におかずに早く片づけて災いを遠ざけた方が良いとされています。
どんなく遅くとも、季節が変わる前の3月中旬ごろまでには
ひな人形をしまうようにしましょう。
ひな人形は早くしまわないとお嫁にいけなくなる?
「ひな人形を早くしまわないとお嫁にいけなくなる」という言い伝えは、
誰もが聞いたことあるかと思いますが、根拠はないそうです。
ただ、この言葉には娘を想う親心が詰まっています。

しつけ
せっかく飾ったひな人形は、できればいつまでも置いておきたいですよね。
また、いざしまうとなると、作業はなかなか面倒です。
そこで、片付けもろくにできない大人になってほしくないという親心から、
だらしない女性はお嫁にもいけなくなるから早く片付けなさいと娘をしつけました。
願掛け
しまうことを、「片付く」=「嫁にいく」ととらえ、
早く片付けることで、早くお嫁にいけるようにという願いを込めています。
根拠はないというものの、
期日までに片付けられないとやっぱり気になりますよね。
そういうときは、内裏びなを後ろ向きにしておきましょう。
そうすることで、お内裏様とおひな様は「お帰りになった」と解釈することができます。
まとめ
ひな人形を長く飾りたい場合は、
立春(2月4日頃)から飾るのがオススメです。
啓蟄の日(3月5日頃)まで、1ヶ月以上飾っておけます。
ひな人形は、雨の日にしまうと、湿気も一緒に箱の中に閉じこめてしまうので、カビの原因になります。
雨の日が続いて、なかなか片付けられないときは、
内裏びなを後ろ向きに飾って、晴れの日を待ちましょう。