男の浴衣の着付け!粋な着方で差をつけろ!着崩れの対処法は?
男性の浴衣姿ってなんだか色っぽいですよね。
さらに着方にもこだわって、他の人とは差をつけましょう!
最近は夏祭りの時に甚平ではなく、浴衣を着ている男性も見かけますよね。
甚平は着るのは簡単だけど、浴衣は着付けが難しそうと思っていませんか?
意外と簡単に着れます。
でも、ただ浴衣を着るだけではつまらないですよね。
浴衣のもつ色気を最大限に発揮できるような粋な着方を試してみませんか?
そこで、浴衣の着付け方法、差をつける粋な着方、着崩れした時の対処方法を紹介します!
目次
浴衣を着るために準備するもの
お祭りに浴衣を着て行きたいけど、何を準備すればいいのでしょうか?

以下のものを準備しましょう。
○浴衣
○浴衣用の帯
○腰ひも
○浴衣用の下着
○浴衣用の下駄(なければビーチサンダルなどでも可)
浴衣用の下着がない場合は、無地のランニングシャツなどでも大丈夫です。
浴衣の色に合わせた物を選び、派手な色物はやめましょう。
また、浴衣を着た時に下着が見えないように、Vネックを着るようにしましょう。
ユニクロのエアリズムのV字ネックはおすすめです。
下半身はズボン下など、裾のあるものを着ると足さばきが良くなり歩きやすくなります。
男の浴衣の着付け方法、右左どっちが前?
次に男性の浴衣の着付け方法を紹介します。
浴衣を着る当日に慌てなくて済むように、事前に練習しておきましょう!

浴衣の着付け方法
動画で説明
動画が見れる方は、わかりやすいので動画で確認してください。
文字で説明
動画が見れない方は文字で着付け方法を書いていますので、こちらで確認してください。
①浴衣をはおり、左右の襟元の位置を整えます。背中にある縫い目部分が背中の中心にくるようにします。
②はおった浴衣の左手側を開き、右手側を左の腰骨位置へしっかりと入れ込みます。
③腰骨位置へ入れ込んだ後、左手側を重ね腰ひもを腰骨の辺りに前からあてます。
④その腰ひもを後ろで交差させ、そのまま前に回し片蝶結びにします。余った紐は既に巻いてある紐に巻き付けます。
⑤後ろ側の腰ひもの上から浴衣を少し引き上げ、背中にゆるみを持たせます。
浴衣は左が上になります。
右が上になるのは亡くなった人が着る時の着方なので、くれぐれも間違えないようにしてくださいね。
帯の結び方(貝の口結び)
ここまでは大丈夫ですか?次は帯の結び方の説明をします。
動画で説明
文章だと分かりづらいですよね。こちらも動画を載せておきますね。
文字で説明
①帯の片方の端を30cmほど二つ折りにします。折り返した所を「手」、折っていない方を「たれ」と言います。
②「手」の輪になっている部分を下にして持ちます。
横から見るとV字になるようにしてください。
③「たれ」の方を左回りに巻いていきます。巻き終ったあとは緩まないようにキュッと締めます。
だいたい右腕を軽く伸ばしたぐらいの長さが残るように2重、3重に巻き、余った「たれ」を内側に折り込みます。
④「手」を下、「たれ」を上にして交差させます。
⑤「手」の方は動かさずに「たれ」の方を絡めて真上に引き、「手」を斜め下に引っ張ります。
⑥「たれ」を垂らし左に上げます。できた空間に「手」を差し込み締めます。
⑦結び目がつぶれない程度に引っ張り形を整えます。
⑧両手の親指を帯と浴衣の間に差し込み右回りに帯を回します。
体の前で結んで、完成したら後ろに回すと簡単です。
帯は腰骨の位置で結びましょう。
おへそ辺りで結ぶと着崩れの原因になります。
差をつける浴衣の粋な着方とは?
他の人と差をつけたいあなたにおすすめな粋な浴衣の着方を紹介します。
浴衣のサイズ
浴衣を選ぶところからこだわりましょう。
浴衣のサイズは、丈が自分に合っているものを選びます。
目安は、裾が足の甲ぎりぎり触れるか触れないか、足のくるぶしが隠れるくらいの長さです。
サイズが合っていない浴衣を着ると見た目が不格好です。
きちんと試着して、自分のサイズに合った浴衣を選びましょう。
浴衣の色
次に浴衣の色です。
白地の浴衣は下着などが透ける場合が多いので、なるべく避けましょう。
もし、白地の浴衣を着たいのであれば下着にも気を配ってください。
カッコよく浴衣を着ていても、派手なパンツの柄が透けていたら、カッコ悪いですよ。
浴衣の着方
女性の場合、襟の部分は首の後ろの方をあけ、前の方をきっちり閉めて着ます。
画像のように「うなじ」が見えるような着方です。

一方、男性の場合は女性と反対の着方になります。
首の後ろをきっちりとし、前の方は多少ゆるめにします。
開き過ぎず詰め過ぎず「チョイ開きゆったり」が粋です。
開けすぎると品がなくだらしない感じになってしまいます。
慣れるまではさじ加減が難しく感じるかもしれませんが、品よく着るためには重要なポイントです。
また、帯を締める時は腰骨で締めます。
ウエストで締めると子供の浴衣みたいになり、見た目がカッコ悪くなります。
帯の結び方でも書きましだが、ウエスト部分で帯を締めると着崩れの原因にもなります。
歩き方
最後は歩き方です。
かっこよく浴衣を着れたら、粋に振舞いましょう。
浴衣は着慣れないと歩きづらいです。
浴衣を着て歩く時は足を外側に蹴り出すようなイメージで、腰から前に進むように歩くと歩きやすいです。
歩く時もですが、立っている時も背筋はピンと伸ばし姿勢を正しくすることが浴衣を粋に着こなすポイントです。
背筋が曲がっていたり姿勢が悪いと、着崩れしやすくだらしない姿になっていきますよ。
浴衣が着崩れした時の対処方法
浴衣を着て動いていると、どうしても着崩れしてきます。
浴衣が着崩れした時の対処方法を紹介します。
まずは、動画を確認してください。
2:55あたりから着崩れた時の対処方法が流れます。
帯が上がってきた場合
ウエストの位置に帯が上がってきた場合は、帯に指を入れて「グッ」と押し下げてください。
帯が緩んだ場合
締め直すしかありません。
トイレに駆け込んで締め直すか、一緒にいる人に手伝ってもらいましょう。
襟元が開いてきた場合
上前の下に手を入れて、襟先を脇腹の方に引き下げます。
次に右手を使って右の襟先を内側に下げます。
まとめ
浴衣の着付け方法は分かりましたか?
当日慌てないように、1度は練習しておきましょう。
また、当日も余裕をもって準備してくださいね。
着崩れした時の対処方法も練習しておいた方が、いざという時慌てなくて済みますよ。
同じ浴衣でも着方や振る舞いで、かっこよさが変わってきます。
浴衣を着て姿勢が悪かったら台無しです。背筋をピンと伸ばして粋に振る舞いましょう!