中学生の読書感想文書き方!題名や書き出しの例・ポイント!
なんで読書感想文なんて書かなきゃいけないんだろう?
しかも、なにを書いたらいいのかさっぱりわからない!!
夏休みの宿題は、いろんな教科からたくさんの宿題が出ますよね。
その中でも読書感想文が一番苦手!という方が多いのではないでしょうか?
他の教科の宿題もある中で、本を読んで感想まで書かないといけないなんて・・・。
なんでこんな宿題があるんだろう?
何から書き出せばいいのかもよくわからないし、どうやって感想文を書いていったらいいの?
読書感想文の書き方を教えてほしい!
そこで、中学生の読書感想文に求められていること、読書感想文の書き方、題名や書き出し・終わり方のポイントと例文を紹介します。
中学生の読書感想文に求められていること
なぜ読書感想文を書かないといけないのでしょうか?

読書感想文というのは本の感想を書くのではありません。
自分を振り返るために出される宿題です。
読書感想文を書くためには、本の感想を書くと同時に自分と照らし合わせた感想も必要になってきます。
自分を振り返るとは、例えば次のような感じです。
○例文1
読んだ本の主人公には親友がいます。しかし私には親友と呼べる友達がいません。どうすれば、自分にも親友が出来るのだろうか?
○例文2
主人公は勇気ある行動をとりました。僕にはこんな行動はとれません。その代わり僕なら○○をするかもしれません。
読書感想文の書き方
読書感想文を書く目的はわかりましたか?
では、読書感想文の書き方を紹介します。

本を選ぶ
読書感想文を書くために、まずは本を選びましょう。
本を選ぶ際のポイントは、自分が共感しやすい本を選ぶことです。
成長ものやファンタジー、冒険もの、歴史上の人物の伝記など自分が興味を持てる本を選んでください。

本を選んだら「あらすじ」を軽くチェックします。
あらすじを読んで、読みたいなと思ったらその本を選びましょう。
スマホやパソコンで簡単にあらずじをチェックする事が出来るので、それを利用するものいいですね。
本を読む
興味のある本を選んだら、本を読んでいきます。
本を読むときのポイントは次のようになります。
主人公と自分を比較しながら読み、メモをとる
「読書感想文に求められていること」でも紹介した振り返りの部分ですね。
「自分ならこうする」「自分はこう思った」などを読みながらメモしていきます。
この部分に感動した・怒ったなど感情が揺さぶられた部分にもメモをとっていきましょう。

本のテーマを見定める
本を読み終わったら「この本が言いたかったことは何か?」を考えます。
どの本にも家族愛や、友情、命などテーマがあります。
何について書かれている本なのか考えてみましょう。
本を通して著者が言いたかったことがこの本のテーマ、そして後から説明する「書き出し」部分になります。
感想文を書く時は、このテーマからなるべく離れないようにします。
構成を考える
メモを取りながら本を読み終えたら、いきなり読書感想文を書くのではなく、まずは構成を考えましょう。
最初に構成を考えておくと、読書感想文が書きやすくなります。

次のような構成がおすすめです。
書き出しを決める
読んだ本が何を伝えたいのか、その本のテーマを書きます。
簡単なあらすじを書く
ダラダラとあらすじは書かないように注意してください。
○例文
この本の主人公は14歳の○○。
○○が家族や友達との触れ合いを通して、心の葛藤や自分のこれからを考え成長していく物語です。
自分と比較したこと、本を読んで感じた事を書く
ここでメモの登場です。
「主人公はこうしたけど、私ならこうする」
「主人公はこんな感情を持ったが、私が持った感情はこうだ」
などメモを活用して書いていきます。
終わり
本を読んで「自分はこうしたい」「自分ならこうなりたい」という内容で締めましょう。
読書感想文の中で特に重要な「書き出し」と「終わり」の部分は次で詳しく説明しますね。
題名や書き出し・終わり方のポイントと例文
読書感想文の題名や書き出し、最後の終わり方のポイントや例文を紹介します!

「命をテーマにした本」を例に説明しますね。
題名(タイトル)
最初に読書感想文の題名を考えようとすると、手が止まりませんか?
題名は読書感想文を書き終えた後に考えるのがポイントです。
また、たいてい「○○を読んで」というものになりがちです。
ちょっと工夫してみるのもよいでしょう。
○例
・私にとっての命とは
・「○○(本のタイトル)」命について私はこう考える
書き出し
読書感想文の書き方の部分で紹介した「本のテーマを見定める」のが書き出しのポイントです。
書き出しの部分には「この本は何が言いたいのか」を書きます。
○例文
普段生活している中で、自分の命の事を考える機会がありますか?
この本はその命の大切さを考えさせられる強いメッセージが込められています。

または、「本を読み終わって最初に何を思ったか」を書くのもいいでしょう。
○例文
私にも命があります。
そしていつか「死」が訪れると思うと不安や悲しい気持ちになりました。
終わり方
本のテーマを見定めて「書き出し」を書いたと思います。
そのテーマを受けて「自分はこうしたい」「こうなりたい」と最後にまとめるようにします。
○例文
毎日なんとなく生活していると命があって当たり前と思ってしまいます。
もし自分が主人公と同じ立場になったら、自分のやりたいことを精いっぱいし、笑顔で過ごしたいと思いました。
まとめ
読書感想文とは本を読んだ感想はもちろんですが、自分自身の振り返りが大切です。
自分はこう思った、こんな感情になったなど自分の言葉や感情をうまく入れて書いていきましょう。
本を読みながらメモを取るのは大変ですが、読書感想文を書く際はとても重要になってきます。
深く考えずに自分が抱いた感情をどんどんメモに書いていきましょう。
また、あなたが興味のある本を選べば、あまり苦にならず楽しく読めると思いますよ。
読書感想文で特に重要なのが、「書き出し」と「終わり方」です。
「書き出し」と「終わり」の部分がうまく繋がるように書くと文章にまとまりが出ます。
良かったら参考にしてくださいね。