寝言の原因!治す方法は?寝言と会話するのはダメってほんと?
「寝てる時、寝言言ってたよ」と言われた。
恥ずかしい!!
無意識に言ってるんだけど、治す方法ってあるの?
あなたは寝ている時、寝言を言っていますか?
自分じゃ分からないよ!と思っていても、周りの人は、あなたの寝言を聞いていますよ!
恥ずかしい!何て言ってたのかな?
好きな人の名前を呼んでいたりして・・・。
でも、なぜ寝言を言うのでしょうか?
無意識に言っているものだし、寝言は治せるの?
それと、寝言を言っている人に話かけたらダメとも聞いた事ないですか?
それもなぜなのでしょうか?
そこで、寝言の原因、寝言を治す方法、寝言と会話するとダメな理由を紹介します!
寝言の原因とは?
寝言の原因とはなんでしょうか?

寝言は2種類に分類できます。
まずは、それぞれの寝言の特徴を見てきましょう。
レム睡眠の寝言
浅い眠り(レム睡眠)の時、寝言を発してしまう場合が多くあります。
レム睡眠の時の寝言は、見ている夢についての寝言を言う場合が多いです。
レム睡眠は、脳は活発な状態ですが、身体は上手く動かせない状態です。
ハッキリした言葉にならず、ゴニョニョした寝言になります。
眠りは基本的に、浅い眠りと深い眠りが一定のリズムで繰り返されています。
寝言が多い場合は、睡眠の質が悪くなっている可能性があります。
ノンレム睡眠の寝言
ノンレム睡眠の時も寝言を発している事があります。
ノンレム睡眠の時の寝言は、脳が休んでいるのに体は起きている状態なので、ハッキリした寝言を発するのが特徴です。
また、夢を見ていなくても、寝言を発している事があります。
現実世界で起きた事を発言する場合が多いようです。
問題ない寝言の原因
寝言の中には、あまり心配しなくて良い寝言があります。
それは、生理現象が原因の寝言です。

生理現象の寝言は、子供に多く見られる寝言です。
成長と共に寝言が減っていくのが特徴です。
主に25歳を目安に自然と無くなると言われています。
また、あまり長い寝言は言わず、短く意味の分からないような言葉が多いのも特徴の一つです。
この場合、子供やパートナーの寝言が多くてもあまり気にしなくても良いでしょう。
危険な寝言の原因
次に危険な寝言の原因について見ていきましょう。
高熱の時

普段寝言を言わない人が、高熱が出た時に寝言を言う場合があります。
この場合、ハッキリした言葉ではなく、うなされているような「うわごと」が多く発せられます。
高熱の場合は汗を多くかき、苦しそうなので、一目見れば分かると思います。
こまめな水分補給をしたりと、適切な処置を行いましょう。
ストレスを多く感じている
日常的にストレスを感じている人は、寝言が多くなる傾向があります。
社会人になっても寝言が多く、ストレスに比例して寝言の量や長さが増えます。
これはストレスを感じている証拠です。
一緒に寝ている人の寝言が増えた場合は指摘してあげましょう。
特に仕事の内容の寝言を発言している場合は、ストレスが原因で寝言が発生している可能性が高いです。
ストレス解消法は人それぞれですが、適度な運動や入浴してリラックスするなど、自分に合ったストレス解消法を考えましょう。
心的外傷後ストレス障害(PTSD)

一度は耳にした事がある言葉ではないでしょうか?
心的外傷後ストレス障害(PTSD)は、大きな事故や悲しい事件などにより、心に深い傷を負いトラウマを体験すると起こると言われています。
心的外傷後ストレス障害が原因の寝言は、嫌な夢を多く見てしまい、うなされるような寝言が多くなります。
しっかり心的外傷後ストレス障害を治さないと、日常生活にも支障が出る事もあります。
毎日のように苦しんでいる人は、一度精神科を受診し医師に相談しましょう。
パートナーが苦しんでいる場合は、病院へ行く事を勧めてあげてください。
睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群が原因の寝言は、ハッキリした寝言ではなく、うめき声のような寝言になるのが特徴です。
中高年の人に多く見られます。
他にも、いびきが多く発生したり、むせたりするといった症状があります。
レム睡眠行動障害
レム睡眠行動障害は初老期である50歳付近の男性に多く見られる睡眠障害です。
症状としては、夢でしている動きを現実の世界で行っている事が挙げられます。
寝言も夢と同じ内容を発言します。
朝起きて、どんな夢を見たか聞いてみて、寝言と夢が一致すればレム睡眠行動障害である可能性が高くなります。
ひどい場合だと、暴れまわったり大声で叫んだりすることもあります。
ナルコレプシー

日常的に眠気を強く感じてしまう「過眠症」と呼ばれる病気で、日本人のナルコレプシーは年々増加しています。
ナルコレプシーの人も寝言が多くなります。
寝言は感情的な発言になり、悪夢でうなされている事も多いです。
その他には、感情的になると力が抜ける脱力症状や、睡眠中に金縛りにあう事が多くなるといった症状があります。
夜驚症(やきょうしょう)
子供に多く見られ、夜中に突然大きな声や悲鳴をあげて目覚めるという症状があります。
目が覚めた後、呼吸が荒くなり興奮状態になっているのが特徴です。
特に悪夢を見たわけでもないのに、急に大声をあげます。
しかし、本人はなぜ大声をあげたのか分からないという状態です。
夜驚症は成長の過程で自然と治っていきます。
あまりにも回数が多く、心配になる場合だけ病院へ行きましょう。
寝言を治す方法
友達などと旅行に行った時、寝言を言ってしまったら恥ずかしい。
安心して眠れない事もあるかもしれません。
寝言を治す方法を紹介しますね。

禁酒
飲酒すると、アルコールの作用で熟睡出来ず、寝言が増えると言われています。
寝言を言いたくない時は、飲酒を控えるようにしましょう。
ストレス解消
日頃ストレスを感じている事が、夢に現れ寝言を言う場合もあります。
ストレスから寝言を言う人は、ストレスを溜めやすい人です。
適度な運動や、お風呂でリラックスなど、日頃のストレスを溜めないように発散するようにしましょう。

日光浴
光を浴びることで生成されるメラトニンという物質には、睡眠効果が期待されます。
体内のメラトニンの量が減少すると、熟睡出来ずに寝言を言う可能性が高くなります。
適度に日光を浴びるように心がけましょう。
熟睡
熟睡できないと寝言を言う場合があります。
しっかり熟睡できるように、適度な日光浴、自分に合う枕にする、昼寝を長時間しないなど、夜きちんと熟睡できるように工夫しましょう。
寝言と会話するのはダメってほんと?
「寝言に話しかけたらダメ」というのを聞いた事ないですか?
それはなぜでしょうか?

寝言を言っている最中は眠りが浅い状態です。
身体は寝ているのに脳は起きています。
そこで話かけられると、脳が余計に休むことが出来ず、眠りは更に浅くなり疲れが取れなくなります。
寝言に話しかけられた次の日、必ず頭痛が起こる人もいます。
寝言に話かけられることは、それだけ脳にダメージが与えられるのです。
本人は寝ています。寝言を言ってもそっとしておいてあげましょう。
まとめ
たまに言う寝言なら特に問題ありませんが、ストレスやPTSDなどが原因になっている寝言は、原因をきちんと取り除きましょう。
必要ならば、医師の診断を受けましょう。
寝言を治すには、禁酒を行ったり、ストレスを解消する方法などがあります。
また、寝言を言っている場合、浅い眠りの事が多く、起きた時頭痛が起きる人もいます。
寝言を言っていても、そっと寝かせてあげましょう!