コンタクト液の代用方法!今夜はこれで乗り切れる!水道水はNG
旅行先でコンタクト液がないことに気づいた。
近くにコンビニや薬局もないし、どうしよう・・・。
こんな時はコンタクト液の代用方法で乗り切りましょう!
旅行先や友達の家にお泊りした時にコンタクト液を忘れてしまい「しまった!」と思った方、必ずいると思います。
友達に借りたり、近くのコンビニでトラベル用のコンタクト保存液を買うことができれば、なんとかなりますが、それができないときはどうしたらいいのでしょうか?
パッと思いつくのが、代わりに水道水を使うことですよね。
でも、水道水でコンタクトレンズを洗浄したり、保存するのはNGです!
身近なもので、コンタクト液の代わりになるものが実はあります。
コンタクト保存液の代用方法など紹介していきますね。
コンタクト液がない時の代用方法
うっかり忘れてしまったコンタクト液。どんなもので代用できるのでしょうか?

コンタクト液の代わりとなり、簡単に作れるのは「生理食塩水」です。
生理食塩水とは、塩分濃度が0.9%の食塩水の事です。
生理食塩水は人の体と塩分濃度がほぼ同じなので、体内に入っても問題ありません。
また、コンタクトレンズの塩分濃度とも同じであるため、コンタクト液の代わりに使えます。
では、生理食塩水の作り方を説明します。
生理食塩水の作り方
500mlのペットボトルと塩4.5gを用意します。
旅行先などでは計量スプーンがないかと思います。
その時はペットボトルの蓋を使用してください。大体ペットボトルの蓋1杯弱が4.5gです。
あとは、ペットボトルに水と塩を入れて混ぜるだけです。簡単ですね!
使用する水は、水道水より市販されている水にしましょう。
市販の水がない場合は、水道水を一度沸騰させ、冷ましてから作ってください。
ただし、生理食塩水はコンタクトレンズの洗浄液や消毒液の代わりにはなりません。
あくまでコンタクト用の保存液がない時の代用方法です。
コンタクト液の代わりに水道水を使うのがNGな理由
生理食塩水を作る際は市販の水が良いのですが、「同じ飲み水なのにどうして?」と思った方もいるかと思います。

実は、水道水の中には「アカントアメーバ」という微生物が生息している可能性があります。
コンタクトレンズにアカントアメーバが付着したまま目に入れると、アカントアメーバ角膜炎に感染する恐れがあります。
この病気に感染した患者の約80%がコンタクトレンズ使用者だそうです。
最悪の場合は失明する事もありますので、水道水で代用するのは絶対やめてください。
また、ソフトコンタクトレンズの場合、レンズが水を吸収して形が変形してしまいます。
変形したレンズを使用すると、目を傷つけてしまう可能性もあるので、コンタクト液の代わりに水道水は使用しないでください。
ちなみに、精製水なら代用可能かというと、これもやっぱりNGです。
精製水でも生理食塩水にしてからコンタクト液として使用してください。
コンタクト用目薬は代用できる?
同じ目の中に入れるものだから目薬でも代用できるのでは?と思う方もいるかもしれませんね。

しかし、コンタクト用目薬をコンタクト液の代わりに使うことはできません。
目薬の種類によっては防腐剤が使用されている物があります。
コンタクトレンズは目薬の成分を吸収するので、防腐剤により目が炎症を起こしたり、目を傷つけてしまう恐れがあります。
では、アイボンなら代用可能でしょうか?
アイボンカップはコンタクトケースの代わりになりそうですよね。
でも、やっぱりこれもNGです。
アイボンは目を洗浄するものであり、コンタクトレンズを洗浄するものではありません。
また、コンタクトレンズ液とは成分が異なります。コンタクトレンズがアイボンの成分を吸収してしまい、目に支障をきたすので使用しないでください。
まとめ
コンタクト液がないときは、生理食塩水で代用できるんですね。
ただ、緊急の時以外は使用しないようにしてくださいね。
私は目薬とかなら代用できると思っていましたが、代用したらいけないんですね・・・。
日頃から携帯用使い切りタイプのコンタクト保存液を持ち歩くよう心がけると「いざ」という時に慌てなくてすみますよ!